レイズドベットとは?レイズベッドのメリット・デメリット

レイズベッド
レイズベッド
うちのチープなレイズドベッド。ちょっと深すぎたかな?

レイズドベッドとは?

レイズドベッド(Raisedbed)とはRaised=持ち上げられたbedということで、土の上に底無しの枠を作り、その中に土を入れ込んで植物を育てるスペース。イギリスのガーデニングから始まっている。

レイズドベッドのメリット5つ

 土そのものを耕して植物を育てられるような土質ではない場合も、土の上に木枠をおいて、その中に用土を入れて育てる。土のエネルギーも受けられ、下の土質も上がってくる。

 狭い庭でも高低差をつけ様々な箱ノカタチを組み合わせることで、少量多品種を育てられる。コンパニオンプランツで相性の良い植物を組み合わせて混植すると美しさも演出できる。

 作業位置が高めなのでいくぶん楽な姿勢で作業できる。

 繁殖力の強いハーブなどは、レイズドベッドで仕切ることにより広がりをコントロールできる。

 レイズドベッドの配置を考えたり、DIYで作ったり、コンパニオンプランツを使った混植の組み合わせを考えたり・・・とにかく楽しい。これが一番のメリット!

レイズドベッドのデメリットはかなりの土量が必要なこと。

小さめの箱でもそれなりの土量が必要で、感覚的に買ってくると半分にも満たない!ということになりがち。下の計算式で必要量を把握したい。

必要な土の量の計算式
四角い箱の場合
縦 ✕ 横 ✕ 高さ = 全体の容量
全体の容量の7割程度が土の量の目安(ギリギリまで土を入れると水やりなどで溢れてしまうので)
全体の容量 ✕ 0.7
立方メートルで数字が出ているのでリットルに換算する。1リットル = 0,001立方メートル

ex. 縦50cm 横1m 高さ35cm のレイズベッドを作った場合の計算式
0.5m ✕ 1m ✕ 0.35m = 0.175㎥
0.175 ✕ 0.7 =0.1225㎥
リットル換算すると 0.1225 ÷ 0.001 = 122.5リットル
の土が必要となる

これから畑を始めようという時の大きなネックのひとつに土不足がある。十分な土を分けていただけるような知り合いがあれば問題ないが、買うとなるとなかなか悩ましい。

自然農でいこうと思っている場合、化学肥料や動物性堆肥などを避けるのは当然だが、それにもまして気になるのは、どんな場所の土かということ。

出所のわからない土を大量に入れ込むことは、ある意味気味悪いものだ。

レイズドベッドの素材は木がいい!

レイズドベッドは、レンガや石、竹・・・素材は何でもいいのだが、やはり木枠が一番。配置換えも簡単にできるし、使わなくなっての処分が簡単。他のことへの再利用も色々と考えられる。

水はけがいいのもメリットのひとつ。

レイズドベッドは、ベランダなどで使う場合は底板と足をつける必要があるが、基本的には土の上に直接置く木枠タイプである。

ある程度の丈夫さも必要だが、あまり頑丈に厚めの木材やジョイントパーツなどを多用するより、薄めの板でざっくりとチープに作るほうが庭に馴染むし、ビジュアル的にも美しい。壊れたら補修しながら使えばいい。

リーズナブルで使いやすく、ナチュラルの庭に馴染むのは野地板。腐食防止と庭に馴染むよう水性のペイントで黒に近い茶系で色をつける。

四隅に先の尖った短い角形の木杭を使うと切る手間が省け、固定するのに土に打ち込めるので使いやすい。ネジはブロンズの皿タッピング

海外のレイズドベッド

特に欧州の家庭菜園は景観を重視しているので、洗練された美しい菜園も多い。レイズベッドも多用されている。

DIYの習慣が生活のベースにあるので、さっくりと作られたチープな感覚のものが多いように思う。

そのほうが洗練される。

レイズベッド

子育て中の方でスペースがあれば、こんな子供用のレイズベッドがあると楽しい。こんなに大きくなくていいので、一人ひとつづつのレイズドベッドを用意してあげるときっと喜んでくれそう!

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