このところうちの庭はマリーゴールドが育ちすぎ、あちこちに咲き乱れて収拾がつかない。すっかり冷え込んできたにも関わらず蕾が次々についてくる。クロピーマンも同じく次々に実をつけ花まで咲いている。どういううこと?
一応開花収穫時期の枠内には入っているが、最盛期はとっくに過ぎているはず。やはりズレを感じる。
他の夏野菜もなかなか成長しないので失敗したと思ってさっさと処分したが、そのまま様子を見るべきだったのかも知れない。
小さなスペースでは次の種まきが迫っているので、いつまでも様子を見るわけにもいかない。種まき時期を逸してしまう。
実はマリーゴールドも一番育ちの良かった場所は、茎だけ旺盛に育って花の咲かない状態だったので、失敗したしたのだろうと思い、とっくに処分していた。
種袋に表示してある適期に種まきをしてもなんだか後手後手になっているようなズレ感があったが、その要因は慣行栽培より成長が遅いということにあったのかも知れない
これは、春まきに向けて体制を整え直さないといけない。
最近、大根やカブ類など9月に播いた野菜類が一向に成長しないことも気になっていた。寒くなってきたし、肥料も水もあげないではさもあらんとは思っていたが、散歩の途中にある慣行栽培の畑の野菜とは明らかに成長速度が違う。
ネットを開いてみると、「自然農の野菜の成長は遅い)というタイトルが散見された。当然といえば当然である。しかも始めたばかりの地力のない畑では疑いようもない。
ということは、スペースが小さな場合、直まき主体では栽培サイクルが回らないということ?やはり苗床が必要になる。
育苗と定植の手間を省きたかったので、直まき一択で行こうと思っていたが、そうはいかないようだ。
小さなスペースでの自然農は、畑の一角に苗床を作る事が必要!
日当たりのいい場所を育苗スペースに取られること自体が負担だが、小さなスペースで多品種の野菜を育てるには必要不可欠のようだ。
畑の一部に苗床を作っておくと土質などの環境が同じなので、移植による植物のストレスを軽減できる。
また、隙間隙間に相性のいい苗を植えこんでいくことで密植できるし、デザイン的にも考えながら形作ることが出来る。ポタジェづくりには最適と言える。
適当な場所を融通して、育苗用のレイズベッドを設置することにした。寒さと暑さの両面を対策できる場所となるとなかなか難しい。出来上がったらまた写真をupします。
まとめ
自然農の野菜は細胞の密度が高くしっかりしている感じ。たまに慣行栽培の野菜を食べると水っぽく感じる。切っている時点で違いがわかる。
有機栽培というのも結構クセモノで、水っぽく腐りやすい野菜も多い。これは動物系の有機質肥料の使いすぎだろう。
木の年輪と一緒で成長に時間がかかると密度が高くなる。
肥料というのは成長促進剤みたいなものなので、当然育ちが早く、その分密度が低い。栄養価にも違いが出ると思われる。
ということで、始めたばかりの自然農では野菜の成長が遅いのは当然のことだった。
ただ、これが、4〜5年も経って、自然循環が定着し、理想の土が出来上がった場合はどうなのだろう?楽しみ。