バジルの種まきから収穫まで+バジルペーストの作り方。

インド原産のバジルは暑さに強く、草丈60センチにも育つ一年草で、日本への渡来は江戸時代といわれている。種子を水につけるとゼリー状のトロリとした粘膜に包まれるが、これで目の中のゴミを取ったことから和名は「メボウキ」という。

その香りは、パスタやピザなどのイタリア料理を始め、魚・肉・野菜などの味を引き立ててくれる。

バジルの種まき

バジルは日当たりがよく水はけの良い場所を好む。

発芽適温が25〜30度なので、4月末から6月はじめにかけて播種。
畝間は60cm、株間は30cm。

ハーブ類はこんもり密集して茂っているのが好きなので、丸く円を書くように点蒔きするのがいいかな。間引きもできるだけしたくないので、適度に間隔を開けて。

今年は場所がなく鉢に蒔いたが、来年は専用のレイズドベッドを用意しておきたい。

ハーブ類は、種類によっては育ちすぎて他の植物を侵食するので、露地蒔きであってもレイズドベッドなどで仕切りを付け、その中に相性のいい数種類を寄植えすると美しくもある。

レイズドベッツドとはこういうもの。

レイズベッド
うちのレイズベッド。オレガノの箱。あまり頑丈にしっかり作るより、チープにさっくり作るほうが庭に馴染む。
色はグレーブラックが一番しっくりきた。

DIYで簡単に作れるので、野地板にペイントして作るとナチュラルで庭に馴染む。

底はつけずに直接土の上に置くので、大地のエネルギーも受けることができ、栽培も収穫もしやすい。スペースデザイン的にもgood!

バジル収穫のポイント

バジルの収穫時期はは6月から10月。最初は下の方の大きい葉を摘んでいくが、草丈が20cm程になったら摘芯(頂点の芽を摘み取る)しながら収穫する。摘芯することで新しい芽が左右に伸び大きな株に育つ。

バジルの摘芯は地面から2〜3節目の少し上を清潔なハサミで切る

6〜8月になると沢山の蕾をつけるが、花が咲くと養分が奪われ葉が固くなるので花芽を見つけたら摘み取ること。

バジルの新芽や茎にはアブラムシが付きやすいが、多少はおすそ分けの気持ちで・・・が、これがなかなかできない。必死になって駆除しそう(*´σー`)エヘヘ
全滅しそうな勢いであればガムテープにくっつけて駆除する。

また、スイートバジルはコンパニオンプランツとしてトマトとの相性がとてもいいので、一つのレイズベッドの箱の中や、すぐ側で一緒に育てるとコジラミやアブラムシなどの害虫を遠ざける効果もある。

バジルは、熱帯地方では多年草だが日本では冬越しできない。けれど夏の暑い時期にマルチを施して切り戻しをすると、霜が降りるまで十分収穫できる。

切り戻し選定とは7月上旬頃、モリモリに育っていれば全体の三分の一から半分くらいになるよう剪定する。蒸れやすい季節のムレ防止にもなる。

バジルペーストの作り方

ジェノベーゼ
松の実がなくてアーモンドを多めに使ったので、色が悪くいい見本ではないが今日のジェノベーゼ。

バジルは旬の時期にはトマトやチーズなどと一緒に生葉で楽しめるが、なんといっても自家製の「バジルペースト」が一番の楽しみ。

うちではアダムスキー式腸活法を実践しているので、パスタといえば魚介のジェノベーゼほぼ一択。なので、常備品となっている。自家製で常備できれば何より。

材料
バジル 50g
エキストラバージンオリーブオイル 50〜100cc バジルの1〜2倍。少し残しておいて出来上がったペーストの上に蓋をする感じで流す。酸化防止。
松の実  15g程度 アーモンド・くるみ・カシューナッツなどでも可。
にんにく 一片
岩塩 適量

作り方
・ガラスの密閉容器を殺菌して冷やしておく。
・松の実をフライパンで色が変わるまで乾煎りし、粗熱をとったら冷蔵庫に冷やしておく。
・オリーブオイルも固まらない程度に冷蔵庫で冷やす。
・にんにくの皮をむき軽く刻んで冷蔵庫。
・バジルの葉を洗い、キッチンペーパーで水気を十分に取る。
・フードプロセッサーに松の実・にんにく・オリーブオイル・塩を入れて攪拌しベースを作る。
・バジルを加えてペースト状になるまで撹拌して出来上がり。
・できあがったペーストを密閉びんに移し、残しておいたオリーブオイルを蓋をするように流し入れる。冷蔵庫で保存。一週間程度は大丈夫。1週間で消化しきれない分はジップロックに薄く伸ばし冷凍庫保存。1ヶ月程度は保存可能。

バジルはデリケートで熱に弱いので、なるだけきれいな色で仕上げるため材料をすべて30分以上冷やしておくのがポイント。フードプロセッサーがない場合は、ミキサー可。少量の場合はスパイスグラインダーがよりなめらかにできる。

パスタに絡めるのはもちろん、魚料理のソースやパンに塗ってもおいしい。

収穫ごとに作り置きしておくと重宝する。

ペースト類の保存に重宝しているのがフランス製の保存便。200mlで深さが7cm弱、口が広く8cm程度あるので使いやすい。底が若干丸みがあってセンスいい!
普段使いにはあまり使わないが、二重蓋がついており、長期保存にも対応できる。

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