10月に入ってのピーマン収穫!
先にも書いたが、黒ピーマンがカメムシにしっかり懐かれ、成長が悪く、花が咲いても落ちるばかりで全く着果しなかった。
カメムシを見つけては取り、にんにくのアルコール漬けと木酢液を混ぜて薄めた液を噴霧し、米ぬかぼかし少々を株周りにまいていたら、9月に入っていくらか着果してきた。
種袋には、収穫期が7月から10月いっぱいになっているので、この時期の収穫も適期範囲には入っている。
栽培容易で実に豊産となっているので、やはり、問題が大きかったようだ。地力のなさと虫の攻撃で二重苦だったのだろう。
形はいびつだが、ツヤツヤの黒ピーマンがいくらか収穫できただけでも良しとして、来年に期待しよう!
黒ピーマンというと、ロシア原産のアナスタシアというフルーツピーマン系もあるようだが、うちで育てたのは「浜クロピー」という長野県産の種子。
アナスタシアとの関係は定かでない。
黒ピーマンのおかか和えと卵とじ
ピーマンは、ビタミン・ミネラル系が網羅されており、実に栄養豊富。体を冷やす陰性の食べ物なので暑い夏には欠かせない。脂と肉との組み合わせで食べるのが一番しっくりくるが、しらすとピーマンの卵とじも美味しい。
チンジャオロースなど肉と炒めるときは縦の千切りで歯ごたえが残るほうがおいしいが、縦半分に切ってから横に輪切りすると歯切れがよく柔らかく感じるので、生で食べるときや卵とじなど柔らかい素材と合わせる時には輪切りのほうが馴染む。
黒ピーマンは、あまり長く熱が入ると色が抜けて微妙な色になるので、せっかくなら黒い色を残して食卓に出したい。
夏の暑い日にはマリネが美味しそうだが、今日のような肌寒さには向かない。
そこで、縦半分に切って輪切りし、塩麹少々を回してしばらく起き、軽くし水気を絞り、醤油数滴を垂らしておかか和えというのはどうだろう。もちろん他の色のピーマンでも美味しい。
御飯のお供になかなか合う。
卵とじも好き!今日ははしらすを切らしていたが、しらすが入ったほうがもちろん美味。
豚肉を千切りして塩麹少々を絡め、黒ピーマンとさっと炒めただけ。肉に塩味がついているので、ハーブ塩などで調整するだけ。醤油を数滴垂らしてもいい。
酢豚やマリネもいいが、これらの数分でできる一品も役に立つ。
黒ピーマンは、収穫が遅れると赤い色に変わり、調理で熱が入るとグリーンに変わる。苦味が少ないので、おかか和えもなかなか美味しかった。