コモンセージ!この春ポタジェに加えたい有効性の高いハーブその2!

セージの種類は?

セージは、シソ科アサギリ属(サルビア属ともいう)の多年草(3〜4年に一度は種を蒔き直すか、株分けや挿し木をして更新する)または常緑低木で、別名ヤクヨウサルビアとも呼ぶ。地中海沿岸原産で多くの種類がある。

ハーブティーや料理に使われる食用としてのセージは「コモンセージ」のみで、花や香りを楽しむ観賞用のセージとしては、パイナップルセージ、アメジストセージ、メドーセージ、チェリーセージ等がある。これらのセージはコモンセージの園芸種という位置づけである。

ホワイトセージは、カリフォルニア原産で、1000年以上の歴史を持つ浄化のための植物。ネイティブアメリカンが聖なるハーブとして様々な儀式に使い始めたのが始まりで、現在でもヒーラーやスピリチュアル系の人たちに多く使われている。

コモンセージとは?

コモンセージはローマ時代より、薬草や香辛料として活用されてきている。原種の花色は、淡い紫から青色だが、鑑賞のための園芸種としては白やピンクなどの花色もある。

うちでは、薬草や香辛料としての利用を考えているので、原種一択。

コモンセージの育て方は?

地植の場合、コモンセージは多湿を嫌うので、水はけの良い日当たりと風通しのいい場所で育てる。また酸性の土壌が苦手。PH6.0〜6.5

自然農の場合は、土の調整をしないので、ホトケノザが生えている場所を選べばPH的には大丈夫だと思われる。

もし、全体的に酸性度が強いと思われる場合は、土が出来るまでの数年は鉢植えで育てる手もある。

草丈は30〜90cmで茎は直立。

種まき

3〜4月、9〜10月が種まき適期。

発芽適温20〜25℃ 

生育適温15〜20℃

種まきから1〜2週間で発芽。発芽率が低くバラつきもあるので、一旦ポット蒔きしてからの地植え(または鉢植え)がおすすめ。

種を多めに蒔いて、発芽に適した湿度と温度を維持するのがコツ。

セージの種はゴマ粒程度の大きさなので、厚紙に種を乗せて「ばらまき」にするか、一粒づつピンセットで摘むor爪楊枝を湿らせて吸い付けながら「点まき」する。

セージは好光性種子なので、覆土はほとんどしない。圧着してから、土をふるいにかけながらパラッとまく程度。

芽が出るまでは土が乾かないよう霧吹きで水を与えながら管理。

発芽後、芽が混んでいるところは適宜間引きし、本場が3〜4枚になったところで定植。地植の場合は株間30〜40cm。鉢の場合は10号鉢で1本、65cmプランターだと2株植え。

定植後活着したら水やりは必要なく、手間もかからない。

剪定・収穫

高さが30cm以上になった頃から必要な分だけ収穫していく。春は柔らかい葉が伸びるのでその都度収穫。

まとめての収穫は花の咲く直前が最適である。一番香り高い。花が咲いてしまうと葉が固くなる。

たくさん収穫したときにはザルに広げるか、数本づつ束ねて風通しの良い日陰に吊るす。

梅雨前には刈り込んで風通しを良くしておく必要がある。病害虫は殆どないが、夏場のハダニだけは注意!

木質化させないために

木質化すると新しい芽が出にくくなるので、まだ緑色で柔らかい茎と葉を2〜3枚残し剪定する。

木質化が進んでくると、挿し木で新しい株を育てる必要。

挿し木の仕方

緑色でやわらかい茎を15cm前後にカットし、穂先の3〜4枚の葉のみ残して後はカットする。茎の切り口は斜めにカットし、大きな葉であれば、半分にカットする。

必ず活着するわけではないので5〜6本用意しておく。

1時間以上水に挿して給水させ、赤玉土や挿し木用の土を小さなポットに入れ、木口を傷つけないように挿す。

水やりをして日陰で土を乾かさないように管理。1ヶ月ほどで発根するので、しっかり活着したら定植する。

コモンセージの効用と使い方!

食用

・生葉でも乾燥葉でもお茶として楽しめる。脂肪分解、消化促進、血流改善効果がある。

・香辛料としては特に豚肉と相性がいい。脂肪を分解し臭みを消し作用もあるので、ハンバーグ。ソーセージ、焼き肉などに入れると風味も増し、食後のもたれがなくなる。

・オイルやビネガーにに浸け香り付けする。

健康

・セージティーでうがいをすると、その殺菌効果で、口臭を防ぎ、歯茎の健康、感染症予防、口内炎や喉の炎症にも役立つ。

美容

・入浴剤として利用すると、抗菌作用とともに収れん作用もあるので、清潔に保つだけでなく、肌の引き締め効果も期待できる。

・浸出液で作るヘアリンスは、黒髪に艶を与える。

口腔ケアに最適!

コモンセージは薬用サルビアとも呼ばれる通り、その薬用効果は大変重要視されている。

特に私が活用したいのは口腔ケアである。セージ入りの歯磨き剤の効果が顕著で長く使っているので
マウスウォッシュ代わりにセージティーが有効なのではないかと思っていた。

市販のマウスウォッシュは気持ち悪くて使えない。

あと、自家製野草酵素をリンス代わりに使うとしっとり感と艶が増すので、セージの浸出液のリンスというのも試してみたいと思っている。楽しみ!

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