周囲の田んぼでは麦刈りが始まった。
こちらの借りた畑は、庭の菜園とは真逆で、粘土質で水はけの悪さが難点。双方の土を混ぜればちょうどいい感じなのだが。
それに加え、いかにも畑という場所では虫とカラスが悩みのタネになりそう。周りは防虫剤を使っているので、無農薬畑は虫の餌場と化すのかも知れない。
かぼちゃやインゲン、枝豆は虫に食べられ瀕死の状態だし、落花生はカラスに食べられてしまったようだ。しかも、混植していたトマトも踏み荒らされて発芽の確率が低い。夕方見に行った時には掘り返された跡と足跡が残っていた。
黒テグスを地表から30センチと80センチの位置で、周囲を囲むように貼っていたのだが、効果がなかった。
広いから上から入れそうだとは思っていたが、すごい臭覚だ。 そういえば、落花生をまき始めた途端にカラスの鳴き声が響いて、たくさん集まっているような気配はしていた。仲間へのお知らせ合図だったのだろうか?恐るべし!
今現在芽が出ているのはとうもろこし。スィートコーン系は4月いっぱいに蒔くほうが良いというので4月29日に直まきした。今現在10センチくらいまで成長している。
その間に枝豆を入れ込んだのだが、鳥に食べられたのか発芽が2〜3個。それも虫で全滅。
実モノは5月10日に播種した。
ズッキーニは優秀で蒔いた種がほぼ100%発芽している。収穫まで無事育って欲しい。祈るような気持ち。笑
ビーツは発芽だけはしているがなかなか大きくならない。去年、庭の畑でも発芽まではしたが、いつの間にか消えてしまったので、無事育ってくれるのか?
まだ、間引きするのが怖い。
下の写真は隣の方に頂いた日本かぼちゃの苗を植え付けたものだが、虫食いがひどい。ビニールマルチをしないので生草を根本においていたので、それがいけないんじゃないかと言われたがどうなんだろう。
慣行では、根本に防虫剤をおいているようだ。
虫の正体は「テントウムシダマシ」
ウリ科やマメ科が標的らしい。西洋かぼちゃもインゲンも瀕死の状態。
防虫剤には木酢液(効き目は実感できない)を使うことが多いが、テントウムシダマシには有効性がないようだ。
除虫菊パウダーと焼酎で作るエキスがすべての虫に有効との情報があったので、試して見る価値はありそう。良さそうだったらアップします。
「ポツンと一軒家」のような場所であれば、迷いなく福岡さんの泥団子まきを採用するのだが、住宅地ではそうもいかない。
自然農というのは、慣行農法の形態を取りながら、不耕起・無肥料・無農薬で慣行農法レベルの収穫を得ようというのだから、改めて考えるとたいへんな挑戦である。
私のように営農でもなくズボラな人間は、不耕起・無肥料・無農薬は堅持しながらも、福岡さん寄りのもっと楽なやり方はないものかとつい考えてしまう。