このところ一日おきの雨で植物の生長にはありがたい。この田んぼ跡の畑は水はけが悪く、長雨が続いても困るが、最近の雨の降り方がベスト。
最近はウリハムシ主体になってきたが、数は減ってきたようだ。ズッキーニも少しづつ育ち始めている。
ここ数日、効き目もないだろうが、500倍希釈の木酢液をまき、嫌だが捕殺もしている。最初の頃は、のんびりした虫で逃げることもなかったが、最近逃げ足が早く、なかなか捕まえられなくなった。こんな小さな虫もしっかり学習しているんだなと感心している。、
ズッキーニの葉も大きくなってきたので、ムシの食害も全体には及ばないようになってきたが、それでも成長速度には影響があるだろう。
落花生は、一畝はカラスに食べられてしまったが、一畝は気づかれなかったようで残っていた。庭の落花生よりも幾分生長が早い。
この畑のビーツも3株だけ残っているが、排水の悪いところに蒔いてしまったので、収穫に至るのかは疑問。
自然農を採用しているので、本来草マルチをしっかりしなければならないが、種まき後、あまりに虫の被害が多く、草のせいではないかと言われたのも気になり途中から躊躇してしまった。
もう一つは草刈りをしている時に、変な虫に噛まれたらしく、広範囲に熱を持ち水ぶくれを起こし完治するのに1ヶ月以上もかかったので、怖がっている。
畑仕事の装備は、完璧にしないと危険!
とうもろこしが実を付け出したが、すでに中に虫が入り込んでいる形跡あり。隣の人が、とうもろこしは無農薬では無理!と言い放っていたので期待薄だが、ここまでは一番順調に育った。
枝豆は全滅。ウリもこの通り。テントウムシダマシやウリはムシの食害に合いながらも少しづつは大きくなってきたが、実が付くまでいくのか?
隣の方に頂いた坊ちゃんかぼちゃ?も最初は葉がなくなりそうだったが、さすが野生種、大きくなってきた。ただ、お隣の同種は花が咲いて葉の大きさも2倍くらいある。
さすがにシソはたくましい。左のイネ科の植物は大麦「てまいらず」。実を付けずに自然枯死するようなので、全体の畝そばに蒔いてみた。
生育環境が悪いながらも、少しづつ成長している野菜だが、この先も酷暑や豪雨にさらされることになる。
人工物である野菜に、「自分の力でしっかり育ってね」とばかりに放置しても育たない。
福岡式自然農法のように、沢山の種類の種を入れ込んだ泥団子を春・秋に蒔きながら、4年ほど放置すれば適所に育ち、種類によっては、かぼちゃのように野生化して、食料として自然収穫できるものも出てくるのかも知れない。
自然農は、慣行農法の作業の流れに準じながら、不耕起・無肥料・無農薬を実践するので大変さは目に見えている。特に地力の付くまでの数年は収穫ままならない。
この冬は、土壌中の菌を増やす手立てをし、苗床も完備してのぞまないとなかなか難しそうだ。
土を自然循環の中に戻しながら、なるだけ手間を掛けずに必要な収穫物を得るには、実践と修正を繰り返しながら、自分なりのやり方を見つけていく姿勢も必要だ。