自家採種。種取り中の3種、大根、春菊、クリムソンクローバー。

せっかく国内産の固定種を選んで種を買っているので、自家採種をしようと思っている。しかし、これがなかなか時間がかかり、辛抱が必要。

小さな庭で、自然農で直まきでやっていると、一本だけでも大きなスペースを長期間取られるのは結構つらいが、完全に熟さないことには刈り取ることができない。

諫早四月大根の種取り中

大根の種ができている。

この大根は去年の9月に植えたもの。なかなか育たず、タンポポのようにに地面にへばりついて、たいした収穫もできなかったが、これが種づくりとなると俄然元気に成長し、1メートルほどにもなってたくさんの種をつけている。これで一株。

あまりに広がるので、ひとまとめにして支柱にくくりつけたが、蒸れが起きてよくなさそう。

何だか腹立たしい気もするが、生物にとって「つなぐ」ことががいちばん重要な役目なのだろう。どの植物も一株から取れる種の多さには圧倒される。

刈り取るには、まだ相当な時間がかかりそうで、淡い茶色になり、それが白っぽくなってきたら刈り取りタイミング。

バラつきがあるので順次摘み取っていくほうが良さそう。その後一週間ほど風通しの良いところで乾燥させ、鞘から種を取り出す。

春菊の種取り中

春菊の種取り中

これも一株。30センチ程にしか成長せず、たいした収穫もできなかったのに、今では150センチにもなって凄まじい量の種を付けている。「どうしたの?」といいたい気分。

そろそろ花も終わりがけで、茶色に変色しだした花も出てきたが、これが黒っぽくなって、カラカラに枯れてしまわないとならない。

一つの花から300〜400粒程の種ができると言われているので、こんなに沢山の花をつけていったい何年分の種が取れるのだろう。

春菊の種は、2〜3ヶ月の休眠期間があるので、秋の種まきはその後ということになる。種まきしてから種取りまで10ヶ月程度。休眠期間を過ぎて種まきするとちょうど一年サイクルになっている。

刈り取りは7月くらいになるのだろうか。刈り取ってから乾燥させる。辛抱辛抱!

種は年々発芽率が落ちていくので、十分に乾燥させ、紙袋に入れ、缶にまとめて冷蔵庫の野菜室に保存するのが良さそう。

クリムソンクローバーの種取り

クリムソンクローバーに種ができている

赤い花が先終わり、枯れかけてきたが、まだまだ茶色くならないと刈り取れない。穂先の下の茎の部分まで茶色くなったら刈り取り乾燥させる。

その後、穂先をしごけば種も一緒に取ることができるが、その中から種だけ選別するのは大変そう。そこまではしなくても発芽は可能だろう!?

かなりの数が自然落下し、自然発芽するだろうが、種取りもできるだけしておきたい。

ヘアリーベッチの種

ヘアリーベッチもたくさんの種をつけている。ハーブ類を植えたいので整理したい場所もあるが、せっかく種をつけているのに抜いてしまうのもどうかと思うし、モヤモヤした状態。

畑部分は、種まきのために早めに刈り取ったので、その効果は分からないが、周囲の植栽部分は、木々が比較的元気で瑞々しい気がする。

白骨化していたベリー系も何と復活してたくさんの花を咲かせ実がついているし、樫の木2本も枯れたと思っていた木が青々としている。

ヘアリーベッチ効果ばかりでは無いだろうが、全体的に地力が上がっている感あり。

まとめ

種取りは、花が咲けばあとは枯れるまで辛抱強く待つだけ。刈り取ったら、更に1〜2週間風通しのいいところで乾燥させる。

刈り取りタイミング

大根・・・鞘が薄い茶色になり、更に、白っぽくなってきたら刈り取りタイミング。すべて一斉にというわけにはいかないので、できた鞘から摘み取っていく方がいい。

春菊・・・花が終わり、茶色から黒っぽい色になり、からからになったら刈り取り。

クリムソンクローバー・・・花が終わり、穂先の下の茎まで茶色くなって乾燥したら刈り取りOK 。

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