原種に近い作物は育てやすい?!自然発芽した野菜はたくましい!

昨日一昨日と嵐のような空模様だったが、今日は一休み。晴れ間も覗く。

今年は肝心のきゅうりとナスが育たず、全体としてたいした収穫を望めない。

こぼれ種とコンポストキエーロから自然発芽した野菜だけが異常に元気で・・・?

自然発芽の野菜は原種に近い?

自然農で始めたばかりの菜園は、肥料を入れ込むこともしないので、種をまいてもなかなか収穫までには至らない。

そんな中で収穫できているのは、こぼれ種の大葉やミニトマト、生ゴミから自然発芽したカボチャくらいである。

人が繁殖と生育を保護・管理する植物を作物というが、ほとんどの作物は、自生地に存在していた原種=野生種からはかけ離れたものになっている。

ただ、栽培化されている作物の中でもより原種に近い形で存在している作物は生命力が強く、地力に頼らず成長できる力があるようだ。

そもそも、我々が日常的に食べている野菜は、人間の食べ物として適したものになるよう、長い年月をかけて人工交配を繰り返し、改良されてきたものである。

毒性を取り除き、美味しさを追求し、粒ぞろいに、形よく、コンスタントに多くを収穫できるように、収穫のためには、実が落ちないように・・・・などなど、品種改良を繰り返している。

そんな中で、実れば自然に地面に落ち、命をつなぎことが出来る植物は、「自力で子孫を残すことが出来る力がある」ということになる。

要するに、収穫せずに放おっておいたら、自力で種を落として、適期に発芽出来るという植物は、比較的原種に近いということになりそうだ。

野山に自生している山菜系やワイルドストロベリーやブルーベリーなども原種に近いといわれている。

野生種に近い?去年のこぼれ種のミニトマト

トマトの原種は1〜3センチ程度の小さな粒らしい。なので、粒を多少大きくは改良しているものの、ミニトマトは原種に近いようだ。

種まきした大玉トマトは育たず、元気モリモリ鈴なり状態なのはこぼれ種のミニトマト!それも、こんな大きなミニトマトどこからきたの・・・?

ミニトマト
色づき始めたミニトマト

去年ミニトマトを育てた場所なのでそのこぼれ種だろうが、去年の実より一回り以上大きい。

品種はイタリアントマトのボルゲーゼ。ほったらかしで鈴なり状態。下の方から色づき始めた。

去年は引越し直後で種の手当てが遅れ、日本の質のいい固定種が手に入らなかった。とりあえず買ったものだが、イタリア種らしく、生食というよりドライトマトやスープの風味づけに適したトマトである。

我が家は毎朝トマトスープを欠かさないので、結局ベストな品種になった。半割で半ドライにしてスープに重宝した。

半割にして数日天日干ししたミニトマト

野菜ゴミから自然発芽したかぼちゃ!

去年、コンポストキエーロを作るまで、野菜くずを庭隅に埋めていた時期がある。

このかぼちゃはそこから自然発芽したもの。何もしないのに、みるみる大きくなって着果した。

今年は、日本かぼちゃの種を用意して蒔いていたが、そちらは成長しない。

始めたばかりの地力のない土では、こういうことが起こるらしい。

結局、野生種とは言えないまでも、生命力のある植物だと土を選ばないようだ。かぼちゃやトマト、シソ、バジル、フレンチマリーゴールド。我が家で元気なのはこのあたり。原種に近いのかな〜?種を蒔いた野菜はなかなか育たない。

自然農は忍耐強く!

一本だけ育ったビーツが頭を出している。来月には収穫できるかな〜 たった一本だけど。
秋の酵素づくりに必要なので9月にまた種をまく。今度は慎重に!

楽しみにしていた黒ピーマンもカメムシになつかれ苦戦している。やれやれ・・・

腐らずに、忍耐!忍耐!

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